実例:回転数計測の較正

回転数センサの較正装置には、一定の回転数で回転する軸が含まれます。回転数は5,000rpmで変動幅0.1%に安定的に制御されなければなりません。デジタル回転数制御コントローラ(例えばマクソン DESまたはEPOS)と、N=2,000パルス/回転のエンコーダで制御されます。 
1ミリセカンド毎に、コントローラは、位置の変化をクワッドカウントで測定し、フィードバックから回転数を算出します。したがって、計測の分解能は、

Δn=60000/4・1/N=60000/4・1/2000=7.5rpm

下図に参照できるように、制御回路のローパス効果(機械的慣性モーメント)により、実際の精度は測定分解能よりずっと高くなり、その結果、要求されるスピード安定性の0.1%を実現することが可能になります。

図 9.9: 時間分解能(ms)とエンコーダ分解能(2000パルス)に基づく7.5 rpm分離ステップ(黒線)における回転数計測の実例

図 9.9: 時間分解能(ms)とエンコーダ分解能(2,000パルス)に基づく7.5 rpm分離ステップ(黒線)における回転数計測の実例
実際の回転数変動は、平均回転数(赤線)と指令値(青線、5,000 rpm)の差異から求められます。最大偏差は0.1%未満。

最大目標回転数5,000 rpmの場合、エンコーダの最大周波数は2,000パルスで少なくとも下記でなければなりません。

fmax=N/60・nmax=2000/60・5000=167kHz

<<前へ 次へ>>

目次に戻る

▲このページのTOPへ

このページを印刷 このページを印刷

Copyright(c) 2012-2018 maxon Japan corp. All Rights Reserved.